デビュー以来一貫して変わらぬ美貌を保ち続けている女優の深田恭子さん。

女優の深田恭子さんが、自身のインスタグラムを更新するたびにメディアで伝えられるほどの人気です。

今年発表されて、納期1年待ちと言うほどの人気のジムニー新型も、発売開始から一貫して変わらぬポリシーを貫き通しているところは、深田恭子さんの変わらぬ美貌に同じものを感じませんか?

深田恭子の変わらぬ美貌

女優の深田恭子さんは、年齢を増すごとに、自身の醸し出す美貌に磨きがかかってきているように感じます。

私が、女優の深田恭子さんのファンになったのは、土屋アンナと共演した「下妻物語」です。

ロリータ・ファッションをこよなく愛する竜ヶ崎桃子(深田恭子)は、超田舎の茨城県下妻市にすむ女子高生。

下妻の市民は、ジャスコで買い物をするんだという印象と、畑の中をロリロリスタイルで歩く深田恭子さんのアンマッチングな風景が妙に印象的でした。

女優の深田恭子さんは、年齢を増すごとに美貌に磨きがかかっています。

それは、女優の深田恭子さんの女優としてと言うより、一人の女性としての成熟度によるものだと感じています。

 

一貫して変わらぬジムニーのポリシー

女優の深田恭子さんの変わらぬ美貌と同じように、自動車の世界にも生産開始時から変わらぬポリシーを貫き通している自動車があります。

スズキが今年20年ぶりにモデルチェンジを行った、ジムニー新型もその一つであり、もっとも生産開始時からのポリシーを貫き通している自動車だと言えます。

初代ジムニー

ジムニーの初代は1970年に販売が始まったLJ10型です。

この初代ジムニーLJ10型は、LJ20型、SJ10型、SJ20型と変貌をしながら、1981年まで販売されました。

ジムニーのデビュー当時は、まだ360ccだったんですね。

2代目ジムニー

2代目のジムニーは、1981年に11年ぶりにフルモデルチェンジされた、SJ30型です。

2代目ジムニーのキャッチコピーは「Tough & Neat」(タフ アンド ニート / タフ = 頑丈な、ニート = きちんとした、こぎれいな)として、初代ジムニーでは男っぽさを全面に押し出していましたが、オフロードとオンロード性能の両立をもたせて、女性ユーザーも狙ってきました。

初代ではジムニー8として1977年に販売した小型車枠のジムニーは、余り販売が伸びなかったので、2代目では1982年にジムニー1000として、再登場しました。

途中エクスードの登場などで生産終了したりしましたが、1993年にJB31(シエラ)として、再度復活しています。

3代目ジムニー

3代目ジムニーは、1998年にJB23型として、17年ぶりのフルモデルチェンジをしました。

3代目ジムニーは、軽自動車規格の改正に合わせたフルモデルチェンジで、従来の無骨なイメージの外観に丸みをもたせたりと、ユーザー層の拡大も狙っています。

ただ、この外観の変更は、コアなジムニーファンからの批判も受けてしまうという事態も招いてしまいました。

デザイン自体は、私は好きなんですけどね~

4代目ジムニー

4代目ジムニーは2018年に、なんと20年ぶりのフルモデルチェンジとして登場しました。

4代目に当たるジムニー新型では、3代目で不評だった丸みを持った外観を変面を強調したスタイルに戻しました。

とは言っても、昔のデザインに完全に回帰したわけではなく、現在にマッチしたデザインとなっています。

 

ジムニーの持つ美しさとは

ジムニーの持つ美しさは、女優深田恭子さんが年令を重ねるごとに美貌を増していくのと同様に、世代が増すごとに、時代にマッチした外観の醸し出す美しさだと思います。

ジムニーの発売当初から現在に至るまで変わらぬポリシーは、「林業関係者などプロの人がどんな山奥に出かけても、必ず生還できる」です。

一言で言うことは簡単ですが、この「生還できる」というのは、なかなか他の自動車には独特なものです。

初代からずっと採用しているラダーフレーム

 

最近では、ボディ剛性が高く室内レイアウトの自由度が高いモノコックボディが主流となっていますが、ジムニーの採用しているラダーフレームでは仮に横転などによりボディがベコベコに変形してしまっても、走行系はすべてラダーフレームに搭載しているので、車体さえ起こせばなんとか生還できます。

 

初代から変わらぬフロントデザイン

ジムニーでは、フロントデザインで、一番外側にウィンカーレンズ、その内側にヘッドライトを配置しています。

これは、仮に角をぶつけてしまっても、大事なヘッドライトは壊れにくいという利点を持っています。

該当すらない山奥で、ヘッドライトすら失ってしまうと、走行は不能に陥ってしまいます。

私も以前ラリーをやっていて、真っ暗な林道でバッテリーが外れてしまい、真っ暗がりで走行不能に陥ったことがあります。

これは、心底怖いものです。

幸い、自力で修理して生還しましたが、こうした事態に陥らないデザインというものは大事なことです。

 

初代から変わらぬリジットアクスル

乗り心地という面で考えれば独立懸架のほうが、遥かにいいのはわかります。

でも、不整地を走るジムニーの場合は、路面のコブに乗ってしまって走行不能になった場合、脱出に手間がかかります。

リジットアクスルの場合は、不整地における最低地上高は、独立懸架と比べると遥かに優位です。

乗り心地よりも、不整地の走破性を優先しているのは、ジムニーの一貫した「プロ仕様」によるものです。

 

ジムニーの持つ美しさは、武骨なまでのこだわり

ジムニーの変わらぬポリシーは、ジムニーの変わらぬ美しさにつながっています。

武骨なまでの平面デザインは、狭い道でのすり抜けやすさや、運転席からの見切りのしやすさにつながっています。

そして、たとえ横転しても生還できるためのラダーフレーム。

角をぶつけても、壊れにくいヘッドライトの配置。

乗り心地よりも、悪路走破性を高めたリジットアクスル。

電子制御よりも信頼性の高いマニュアルトランスファー。

上げていけばキリがないほど、ジムニーには「プロ仕様」としての美観が強い生産当初からの熱いポリシーを感じます。

 

ジムニー新型の衰えぬ人気

ジムニー新型は、ジムニーで年間15,000台、シエラで年間1,200台というスズキ側の販売予想を遥かにう上回る受注実績を上げています。

メーカーの販売予想を上回るほどの人気は一体どこから生まれたのでしょうか?

ジムニー新型は、原点回帰の平面を強調した外観を持ちながらも、古臭さを感じないデザインに落ち着いています。

発売開始から50年近く立っているジムニー新型ですが、発売当社からのラダーフレームやリジットアクスル、マニュアルトランスファーなど、あくまでも一人で山奥まで行っても生還できるクルマづくりを貫いています。

こうした信頼性を基盤とした上で、最近の電子デバイスをうまく組み込んで、高度なドライブテクニックを持たなくても、スタックせずに走れるように、オフロードを身近にしてくれたのが、ジムニー新型が爆発的に売れている要因だと思います。

 

まとめ

今回の記事は、いくつになっても変わらぬ美貌に磨きをかけている女優の深田恭子さんを引き合いにしながら、4代目のジムニー新型がもつ変わらぬ魅力という視点で記事を書いてみました。

ジムニー新型の試乗レポートから見える実力のすべて

この記事を書いた人

還ジィ 車好きの還暦過ぎたオヤジです。若い頃はレーシングメカニックを目指し、ラリーもやっていました。どちらかというと、羊の皮をかぶった狼が大好きです。