「高級車に新たな選択肢」というキャッチフレーズにぴったりのエスクァイア。
2014年7月にマイナーチェンジを行ない、ヴォクシー・ノアとミニバン3兄弟としてトヨタ人気ミニバンの地位を確立しております。
そんなエスクァイアの乗車人数についてですが、ハイブリッド車は7人乗り仕様のみとなっておりますが、ガソリン車には8人乗り仕様があります。
乗車人数で高級感はそれほど変わることはありませんが、どのような違いがあるのかをご紹介いたします。
※本記事にて使用している画像はトヨタ公式ページより引用しております。
引用:https://toyota.jp/index.html
Contents
【トヨタ・エスクァイア】セカンドシートの違いはこれだ!
ハイブリッド車には8人乗りはありませんので、燃費効率や運転時の静寂性などから購入前からハイブリッド車と決めている方とって、7人乗り、8人乗りの選択肢は無いのかもしれません。
しかし、ガソリン車の方にとっては7人乗りと8人乗りとでは大きく異なってきます。使用方法によっては迷うところではあるかと思います。
その違いを紹介します。
7人乗り
8人乗り
どちらを見てみても、高級感のあるミニバンの内装だと思います。
ただ、7人乗りのセカンドシートはそれぞれが独立したキャプテンシートを採用しており、見た目がすっきりとしています。
また、シートアレンジが豊富で人気のスタイルとなっております。
そんな人気の7人乗りの特徴から見ていきます。
前出してしまいましたが、7人乗りの最大の特徴はセカンドシートがベンチタイプでなく、左右の座席を個別に移動できるキャプテンシートを採用しているということです。
この独立したキャプテンシートは、最大810mmの超ロングスライドが可能となっております。セカンドシートが、大きく後方へ移動することで、ゆったりと脚を伸ばせます。快適にくつろげる空間が車内に生まれます。
もちろん、脚を伸ばすだけでなく、大きな荷物も足元に置くことができますので、わざわざトランクに積み込まなくてもセカンドシートで解決します。
さらに、シート横に2段式レバーが設置されており、これを動かすことで前後だけでなく左右にもスライドすることができます。
この、前後左右に自由自在に動くキャプテンシートにより、7人乗りは様々な用途に合わせたシートアレンジが可能となっております。
シートアレンジをご紹介いたします。
スーパーリラックスモード
キャプテンシートの810mm超ロングスライドを活用した、まるでリビングのように広くくつろげる空間を演出します。でも、写真の様に停車している状態で後部座席と会話するとなると、ちょっと遠すぎる気もしますね・・・。
ちなみに、車内高が1,400mmあるので、スーパーリラックスモードという名前ですが、子どもが立ちながら容易に着替えをすることもできるのが魅力です。
フリーアクセスモード
キャプテンシートは左右にもスライドできますので、中央に寄せる形を取れば、両側のスライドドアから同時にサードシートへ乗降可能です。
だんらんモード
セカンドシートを運転席と助手席に近づけてだんらんを楽しむアレンジ。ただ、写真で見てもかなり窮屈そうです。せっかく広々空間のミニバンなのに、大人でここまでつめて、本当にだんらんできるのか・・・?疑問に感じます。
子どもであれば、運転席と助手席に近くてよいかも知れません。でも、この位置では後部モニターでDVDを見せることは出来ないですが・・・。
モード名が微妙に感じます。
前席ベビーケアモード
助手席を前にして、更にセカンドシートを前と横にスライドさせて運転席に近づけます。停車中に子どものケアができるというシートアレンジです。でも、停車中であれば、隣の席に移ってあげた方がいいのでは・・・?と感じます。
ただ、後部座席に乗せていても、保護者の近くにシートアレンジができるので、ベビーが安心できることの方が、このシートアレンジの活用メリットかと思います。
フロントフラットソファモード
フロントシートを倒して、ヘッドレストを外します。そして、セカンドシートと合わせるシートアレンジです。靴を脱がないと座れないので、スーパーリラックスモードよりもリラックスできるというか、仮眠も取れるくつろぎアレンジです。
運転がつかれた時に仮眠を取る際などには、運転席のリクライニングを倒して休憩するのよりもはるかにリラックスできます。
リヤフラットソファモード
後列を全てフルフラットにするシートアレンジです。フロントフラットソファモードよりもリクライニングがフラットになるため、この状態であれば、完全に横になって休息することができます。写真のように枕や毛布があったら、休みすぎになってしまうかもしれません。
後は、サードシートのアレンジによって、「ハーフラゲージモード」「ラゲージモード」「ビッグラゲージモード」と3パターンのトランク活用があります。一番広くしたもので、下記画像のように自転車を入れることが出来ます。
では、それに対して8人乗りを見ていきます。
8人乗りのセカンドシートの特徴としては、580mmのロングスライドが可能な6:4分割チップアップシートがあります。セカンドシートを前方へスライドし、荷室を1,700mm弱まで大きくすることができます。
また、ベンチシートなので座ったまま腰から上を横向きにして寝ることができ、子どもであれば靴を脱いでベンチシートで横になれます。
7人乗りほど自由なシートアレンジはありませんが、広々空間を活かしたアレンジがあります。
フロントフラットソファモードとリヤフラットソファモードは7人乗りと変わらず、リラックスできる空間を演出します。
フロントフラットソファモード
リヤフラットソファモード
また、ラゲージモードではセカンドシートの座部が上がるので、キャプテンシートより前方へ移動させることができ、580mmのロングスライドによるトランク拡大ができます。この広さは8人乗りでしか体験できません。
それぞれ特徴がありますので、家族構成や車の使用目的に合わせ、シートのアレンジをすることができます。
【トヨタ・エスクァイア】価格の違いは?
次に、7人乗りと8人乗りの価格差を見ていきます。
価格差について
ガソリン車のXiシリーズから見ていきます。
Xiシリーズ
Xi 7人乗り 2WD 価格:2,705,400円
Xi 8人乗り 2WD 価格:2,675,160円
Xi 7人乗り 4WD 価格:2,910,600円
Xi 8人乗り 4WD 価格:2,880,360円
Giシリーズ
Gi 7人乗り 2WD 価格:2,922,480円
Gi 8人乗り 2WD 価格:2,892,240円
Gi 7人乗り 4WD 価格:3,127,680円
Gi 8人乗り 4WD 価格:3,097,440円
XiシリーズもGiシリーズも、7人乗りの方が8人乗りよりも30,240円高く設定されております。
一人でも多く乗れる方がお得感もありますし、8人乗り仕様の方が価格が高いのでは?と考えておりましたが、7人乗りの方が若干高いです。
理由としては、8人乗りのベンチシートよりも7人乗りのキャプテンシートの方が、性能的に複雑であり製作コストが掛かるためです。
【トヨタ・エスクァイア】7人乗り、8人乗りメリット、デメリット
7人乗りのメリット
・セカンドシートの快適性が高い
キャプテンシートは独立していますので、左右に肘掛もあります。
さらに、ベンチシートが設置できるスペースに2席しかないので、圧迫感がなく、風通しも良い快適なシートを実現しております。
また、シートが独立しているため、曲がりカーブ等で重力がかかって隣の人に体重をかけることなく、安定して座っていられます。
・シートアレンジが豊富
超ロングスライドによる快適なシートアレンジはキャプテンシートを採用した7人乗りならではの魅力です。そして、豊富なシートアレンジに加え、ウォークスルーで3列目までの移動がスムーズに行なえる点も魅力的です。
7人乗りのデメリット
・定員が少ないのに、車体価格が30,240円高い
そのままですが、7人乗りなので7人までしか乗れません。8人乗ってしまったら「定員外乗車」となり、違反点数として1点の加算。反則金として6,000円支払わなくてはなりません。
・荷室がやや狭い
セカンドシートの椅子部分が上がらないため、シートを前方動かしても8人乗りよりトランクが若干狭いです。
それに対する
8人乗りのメリット
・7人乗りよりも乗車人数が多いのに、車体価格が30,240円安い
大人数で使用することが多い方や、トランクを広く使用したい方にはぴったりです。ニーズに応えてくれて、なおかつ金額が安いのは最大のメリットと考えます。
8人乗りのデメリットは
・シートアレンジが少ない
ベンチシートはキャプテンシートのように自由に動かないために、比較するとシートアレンジが少ないと感じます。
・ハイブリッド車には8人乗り仕様がない
8人乗りの購入を考えたら、ガソリン車にしなくてはなりません。
【トヨタ・エスクァイア】7人乗り、8人乗りのまとめ
当然のことですが、どちらのタイプもメリット・デメリットがあります。
車の使用目的やご自身の生活状態、家族構成によって自分自身に合うタイプを選択することができれば、エスクァイアは本当に使い勝手の良い高級ミニバンだと思います。
今回の記事が参考になれば幸いです。
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