クルマに求める要素は人それぞれですが、その一つに燃費性能が当てはまるという方は多いのではないでしょうか?

燃費が悪すぎて維持費がかかって大変・・・そんな車は避けたいですよね。

スバル車は燃費が悪いと言われていたのは昔の話。今のスバル車は、燃費改善され、以前よりも遥かに燃費性能が向上しています。

そこで今回は、スバルレガシィB4の燃費について解説していきたいと思います。

はたして、スバルレガシィB4は燃費性能がどれぐらいなのでしょうか?

レガシィのガソリン車のカタログ燃費は?

引用:https://www.subaru.jp/legacy/b4/design/exterior.html

スバルレガシィB4のカタログ燃費は、JC08モード燃費:14.8km/Lです。

レガシィB4はグレードが2種類ありますが、いずれも燃費値は同じです。

そもそも論として、カタログ燃費って何?と思う方は多いのではないでしょうか。

燃費でよく聞くのが「カタログ燃費」「実燃費」ですね。

カタログ燃費は、自動車メーカーのカタログなどに記載される燃費のことです。

実燃費は、実際に走った際の燃費です。カタログに記載される燃費は実燃費ではありません

実燃費は自動車メーカーが公表しているものではなく、ユーザーが実際に測定した燃費の値です。

ご存知のかたも多いとは思いますが、カタログ燃費≠実燃費です。

基本的に実燃費とカタログ燃費には大きな乖離があり、実際に燃費を測定してみるとカタログ燃費を大きく下回ることが多いです。

そのため、カタログ燃費というのは正直あてになりません。

カタログ燃費はメーカー公表の値で、国土交通省が定めた一定条件で測定しているものです。

一見すると信頼できそうな感じもしますが、実燃費よりも良い値が出てしまう条件で測定しているので、実燃費との乖離が大きく問題視されています。

カタログ燃費と実燃費に乖離がある原因は、燃費の測定方法にあります。

カタログ燃費には「10・15モード燃費」「JC08モード」「WLTCモード」の3つがあります。

2011年4月以前は10・15モード燃費の燃費値表示が義務付けられていましたが、以降はJC08モードによる燃費値表示が義務となっています。

更に2018年10月1日からはWLTCモードに切り替わっていますが、現在すべての新車がWLTCモードによる燃費値を表示しているわけではなく、ほとんどはJC08モードによる燃費値を表示している状況です。

スバルレガシィB4でも、カタログ燃費はJC08モードによって測定された燃費値を表示しています。

JC08モードは、10・15モード燃費よりも実際の公道で走っている状況に近い方法で測定されているとされていますが、それでも実燃費との乖離は大きいです。

JC08モードの測定方法は、下記画像のような「シャーシダイナモ」といわれる模擬走行で測定します。

車のタイヤをローラーにセットし、その場で走行する想定パターン上の燃費となります。

引用:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1206/28/news008.html

そのため、実走行の燃費に近くなったとは言え全く同じではありません。

テストコースを走らせて燃費測定しているわけではないのです。

それでも、一応は実際の運転に近づけるために、

・エンジンが冷えた状態でスタートする
・最高速度は81.6km/L
・平均速度は24.4km/L
・想定走行距離8.171km/Lを走る

このような条件で測定しています。

ただ、エアコンは使用していませんしハンドル操作もないので、実燃費と乖離があるのも無理はないでしょう。

結局のところ、使用環境と運転方法が実際の運転とは異なるのでどうしてもカタログ燃費と実燃費の値にずれが生じてしまいます

実燃費はカタログ燃費の約70%~80%と言われています。

レガシィのガソリン車の実燃費は?

引用:https://www.subaru.jp/legacy/b4/design/exterior.html

では、スバルレガシィB4の実燃費はどれぐらいなのでしょうか?

ここでは、レガシィB4オーナーの口コミをもとに実燃費をまとめたいと思います。

燃費悪いですね。街乗りだと9km/Lで、長距離でも11km/L。

新しい車なのに、10切ってしまうのはいただけない値でしょう。

スバル車は昔から燃費が良くないですが、そろそろ改善してほしいものだ。

通勤メインで使用していますが、今の所リッター約12キロ程度です。

前の車がフォレスターターボでしたが、それの倍近く走ってくれます。

しかもレギュラー仕様だから経済的なのも嬉しいですね。

承知で乗ってるから仕方ないけ、燃費は悪いです。

街乗りで11km/L、高速では13km/Lという具合ですね。

私のレガシィB4は待ち乗りでリッター12走ります。

遠出のときはリッター14以上走ることもありますよ。

意外にも燃費が良くて助かりますね。

燃費が悪いなんて言われたいたので心配でしたが、結局走り方ではないでしょうか。

レギュラーなので助かります。維持費が安く済みます。

現在の走行距離は約9,100km。

ここまでの平均燃費は15.21km/Lと悪くないですね。

むしろカタログ燃費を上回っています(笑)。

ほとんどは国道バイパスと高速道路走行なので当然かもしれません。

とは言え、当初は16km/L前後で考えていたので、排気量とAWD、車重を考慮すれば、燃費性能は中々のものでしょう。

高出力の割に燃費がいいですよ。

市内でちょこまか走ってるとどうしても燃費は落ちるけど、遠距離なら15km/L前後行く事も結構ありますよ。

ユーザーレビューでは燃費性能に関して高評価の方もいれば、低評価の方もいるなど実に様々でした。

ただ、思っていたよりも実燃費の値は高く、満足している方が多い印象でしたね。

さて、肝心の実燃費ですが、レガシィB4オーナー様の口コミをもとに実燃費の平均を算出したところ・・・

スバルレガシィB4の実燃費は11.56km/Lとなりました。

カタログ燃費が14.8km/Lなので、それを下回る結果となってしまいましたが、このクラスではなかなか良い方ではないでしょうか?

レガシィガソリン車とライバル車の比較

 

引用:https://www.subaru.jp/legacy/b4/design/exterior.html

では、スバルレガシィB4の燃費性能はライバル車と比較して良いのでしょうか?それとも悪いのでしょうか?

ここではカタログ燃費で燃費性能を比較したいと思います。

ライバル車の燃費値は次のとおりです。

スバルレガシィB4:14.8km/L
トヨタマークX:10.611.8km/L
トヨタカムリ:28.4~33.4km/L
日産シルフィ:15.6 km/L
日産ティアナ:14.4 km/L
マツダアテンザ:16.6 km/L

ライバル車の中ではレガシィB4の燃費性能は中間に位置するレベルといったところでしょうか?

特別良いわけでもなく、逆に特別悪いわけでもなさそうですね・・・。

さすがにトヨタ・カムリはハイブリッドなので、燃費性能は他を圧倒していますね。

レガシィB4の次期モデルでは、ハイブリッド搭載車が追加されるのではないかと噂になっているので、ライバル車に太刀打ちするためにも期待したいですね。

レガシィの燃費性能まとめ

以上、スバルレガシィB4の燃費性能についてでした。

カタログ燃費は14.8km/L、実燃費の平均は11.56km/Lです。

レガシィB4の燃費は決して高い方ではないですが、このセダンクラスでは及第点と言えるのではないでしょうか?

ライバル車の中では中間ぐらいの燃費性能でよくもなく悪くもないと言った感じで、もう少し頑張って欲しいかなという印象です。

次期モデルではハイブリッド搭載車が出るのではないかとも言われていますので、さらなる燃費向上に期待しましょう。

 

→→レガシィの不具合やリコールについてはこちらもチェック!

 

この記事を書いた人

よっちん
富士山の見える静岡県に住む、40代のおじさんです。
好きな事と言えば、子供とスポーツをすること!
最近お腹が出てきて運動してるんです(笑)。