陸の王者としてSUVの歴史をひた走るトヨタランドクルーザーですが車体の大きさから燃費を気にする方も多いかと思います。

今回はランドクルーザーの燃費情報や実燃費に関する情報を検証してみたいと思います。

トヨタランドクルーザーの燃費はどうなのか!?

引用:https://toyota.jp/landcruiser/style/style/

ランドクルーザーのパワートレーンは4.6Lガソリンエンジンですから2.5t超の車重を引っ張るのには充分な反面数値だけ見ても良い燃費は期待できそうにありません。

燃費を気にするような車種とはいえませんがやはり無視はできません。

ランドクルーザーのJC08モードの燃費は。

GX 6.9km/L

AX 6.9km/L

AX Gセレクション 6.7km/L

ZX 6.7km/L

引用:https://toyota.jp/landcruiser/performance/engine/

ハイブリッド全盛期にはの現在ではこの数値は良くはありません。

ですがやはり重量級の車体と大排気量ですから、昔のアメリカ車に比べれば優秀ともいえます。

何故ここまでの重量級の車体が必要なのか、それはランドクルーザーの潜在的オフロード性能にあります。

本来なら道無き道を走る時に必要な強靭な骨格、ランドクルーザーはラダーフレームを採用しており、雪路が走行できる程度の性能ではなく、時には砂漠も走破できる必要があることから、ここまでの高性能に進化したわけですね。

岩場や深いぬかるみ、がれきの山も走行できる4WDシステムを支えるためには強大な低速トルクが必要です。

その為には大排気量エンジンでなければ余裕あるパワーが発揮できません、時には最大45°の登板路が走行でき、最大傾斜角は44°にもなります。

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かつてはディーゼルエンジンも採用しており、燃料費の事を考えれば望ましかったのですが、トヨタは環境面を考慮してガソリンエンジンのみに切り替えました。

過酷な環境でも使用される為に現在のパワートレーンが採用されるに至りました。

いわば日産GTRの様な高性能スポーツカーに好燃費を求めても仕方ないのと同じで、本格派クロスカントリーの王者ランドクルーザーの過酷な環境下での高性能の発揮するにはある程度の燃料消費面での妥協は仕方ないとも言えます。

国内で同クラスと言えるライバルはランクルをベースとしたレクサスLXか三菱パジェロくらいでしょうか。

レクサスLXは排気量5.6Lで車体もランクルより大型で価格も1,000万円を超えて、燃費はランクルとほぼ同じくらい。パジェロはランクルよりも少し小柄、とは言っても全幅が少し狭いくらいでエンジンはディーゼルなら9km/L位ですからランクルよりもかなり良い数値です。

トヨタランドクルーザーの実燃費と燃費確認した情報を紹介

引用:https://toyota.jp/landcruiser/performance/offroad_performance/

ここまではトヨタランドクルーザーの燃費情報についてお知らせさせて頂きました。

ここからはランドクルーザーの実際に走っている方の実燃費を中心に検証して見たいと思います。

燃費を気にする様な車種ではないといえ、やはり気になりますね。

実の所JC08モードの燃費より悪い数値だとおもっていましたら意外な声が上がってきました。

さすががに街乗りでは5km/L程度ですが公式燃費が6.7km/Lだという事を考えると思ったよりも良い数値だと思いました。

高速道路だと8km/Lは走る様ですね、素晴らしい燃費ではないですか。

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発進する時に最もパワーを使いますから定速走行ではかえって計測値よりも良い数値が出たりするのですね。

ちなみにガソリン満タンでの航続距離は400〜500kmくらいて、満タン時の価格は12,000円程だそうです。

乗り方によってはもう少し良い燃費も出せるかもしれませんが、そもそも趣味的なクルマと考えると細かい部分を気にして乗るよりは豪快にいきたいところですね。

軽快なスポーツカーと違って丁寧に乗れば凄く燃費が良くなる特性でもありません。

重たい車体を太いトルクでグイグイ引っ張る様な性格ですから発進加速が早いわけでもありません。

エンジンを始動して直ぐにアクセルをグイグイ踏む様な乗り方でさえも燃費は著しく悪くはならない様です。

街中では乱暴に加速しなくともフワリと優しくアクセルに足を乗せるだけで普通の乗用車を軽く上回る出だしが期待できます。

太いトルクの利点としては多人数乗車でもパワー落ち感が少ない事でしょうか。

1人で乗っていても5人で乗っていても加速感の差があまり感じられないのです。

排気量の小さなコンパクトカーではそうはいきませんで、4人乗車しての坂道などではアクセルを踏んでやっと登っていく様な感覚です。

ランドクルーザーであれば5人乗っていようが坂道でも余裕で加速していけるのです。

ランドクルーザーの利点はリセールバリューが高い事です。

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購入してから充分に楽しんで耐用年数を過ぎたところで売却しても以外と査定が付きます。

3〜5年程の高年式ならセダンやコンパクトカーなどでは考えられない程の高査定が期待できるでしょう。

長い目で考えると燃費の悪さがクルマの資産価値で取り戻せるとさえ言えるのかもしれません。

SUVは全体的に査定が高くつく傾向にありますが、その中でもランドクルーザーは別格なのです。

トヨタランドクルーザーの燃費はどの程度向上していっている?

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ここまではトヨタランドクルーザーの燃費にまつわる情報や実燃費の詳細についてお知らせさせて頂きました。

ここからはランドクルーザーの燃費の向上について検証していきたいと思います。

ランドクルーザーの歴史は戦前まで遡ります。

1955年にBJ型が発売され、その後20系や40,55,56,と進化していき現在でも現役車が残っている70となります。

この頃はガソリンエンジンとディーゼルの二本立てでした。

当時の70を最近まで乗っている方の声だと4.2Lディーゼルエンジンで8km/Lとの事です。

最近復刻された70シリーズでは4.0Lガソリンエンジンのみの構成ですがJC08モードで6.6km/Lだそうで、じつはランドクルーザー200よりも燃費が悪いのです。

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そしてランドクルーザー80の時代に入りますとやはりガソリンとディーゼルの二本立てとなり、ガソリンが5.7km/Lでディーゼルが7.0km/Lとなっていました。

日本ではディーゼルの規制が年々厳しくなり、ランドクルーザー70も2007年にはディーゼルエンジンを搭載しなくなります。

トルクの太いディーゼルエンジンは4WDと相性が良かったのですが、当時のトヨタはハイブリッドにシフトし始めた時期でもあり、国内では積極的にはディーゼルエンジンを搭載しませんでした。

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ランクル100ではワゴンがガソリンエンジン、バンがディーゼルエンジンと棲み分ける様になり、ガソリンでは燃費が5km/L程度、ディーゼルでは7km/Lとディーゼルのランニングコストが低くなっています。

ランドクルーザーの歴史を紐解いてみても分かるように、燃費に焦点を合わせてみるとモデルチェンジが進むごとに向上していることがわかりますね。

現行型ではガソリンエンジンのみですからディーゼルでの比較はできませんが車重が増えているにも関わらず、エンジンの見直しやトランスミッションのリファインをしてメカの部分を改良し続けた結果だと思います。

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今後は電気自動車の時代になるにつれてランドクルーザーのパワートレーンがどの様に進化していくのかはまだわかりませんが、モーターの耐久性が上がって車重の重たいクルマに使えるようになれば可能性があるのではないでしょうか。

ランドクルーザーは世界中で使用されていますから、どこにあっても整備できなくてはなりません。

エコロジーよりもパフォーマンス重視のクルマですから魅力的に進化する事を期待したいです。

 

トヨタランドクルーザーについては以下に詳しく紹介しています

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トヨタランドクルーザーの燃費・実燃費情報

 

この記事を書いた人

テンさん
車はもっぱらカーシェアリング。
でも本当は・・・本当はマイカーが欲しいんです!
その溢れんばかりの情熱を記事にぶつけていっています。