タイヤは車の中でもとても重要な部品になります。そして車を代表する消耗品になるので、磨耗したら交換する必要があります。

その場合、純正サイズのタイヤに交換するのが無難です。ですがそれを機にタイヤサイズを変更する方法もあります。

タイヤサイズが変われば、車の特性も変わります。タイヤ交換はどのようにするのがいいのか検証します。

デミオのタイヤサイズ

デミオにはガソリンモデルとディーゼルモデルがあります。コンパクトカーでは一般的なサイズですが、グレードごとに微妙に異なります。まずは純正グレードのタイヤサイズから調べます。

デミオの純正タイヤサイズ

純正グレードのタイヤサイズです。

グレード タイヤサイズ
15C、15S、15Sツーリング 185/65R15
5SツーリングLパッケージ 185/60R16
XD 185/65R15
XDツーリング、XDツーリングLパッケージ 185/60R16

特別仕様車は除外してあります。

デミオ純正タイヤサイズは2種類になります。ガソリンが15インチ、ディーゼルが16インチといった感じになります。

ではタイヤサイズを変更するにはどうすればいいでしょうか?

デミオのタイヤサイズ変更

デミオの純正タイヤのタイヤサイズは2種類です。15インチ車を16インチにしたい場合は、純正16インチサイズのタイヤと16インチのホイールが必要になります。

インチアップしなくても、タイヤの幅を変更することは可能です。

・15インチの場合は、205/60R15
・16インチの場合は、205/55R16

このサイズなら装着可能です。タイヤ幅を広くしたことで高速走行時の安定性が増します。その半面で転がり抵抗が大きくなるので、燃費が悪化します。

ではタイヤのサイズアップはどうすればいいでしょうか?

デミオのタイヤのサイズアップとは?

タイヤのサイズアップとはインチアップの事を指します。

・15インチアルミホイール装着車に16インチアルミホイールを履く。
・16インチアルミホイール装着車に17インチアルミホイールを履く。
このようなサイズアップをインチアップと呼びます。

15インチから16インチにアップする場合は、タイヤを185/60R16にすればインチアップになります。タイヤ幅を太くするなら、205/55R16にすればOKです。

その際のホイールは、
・16インチX 6J PCD100 オフセット45
にすればOKです。

17インチにインチアップする場合は、タイヤサイズは205/45R17になります。
その際のホイールは、
・17インチX 6.5J PCD100 オフセット45
にすればOKです。

ではタイヤをサイズアップした場合、どのような効果があるのでしょうか?

サイズアップの効果

タイヤをサイズアップすると、車の安定性が増します。15インチから16インチに、16インチから17インチにすると、偏平率が高くなります。

15インチから16インチにすると偏平率は65から60になります。
16インチから17インチにすると偏平率は60から45になります。

偏平率が高くなれば、タイヤのゴム部分の高さが減ります。
その分ステアリングを切った際の反応がダイレクトになり、車の動きがシャープになります。

また偏平率が高いタイヤは必要なタイヤ剛性を確保しやすいので、タイヤに柔らかいコンパウンドのゴムが使えます。
その結果タイヤグリップが上がり、車の安定性がさらに向上します。

その反面で、乗り心地が悪くなります。
偏平率が上がると、タイヤのゴム部分が薄くなります。
その結果タイヤのクッション吸収性が悪くなり、路面の小さなギャップを拾うようになって乗り心地が悪くなります。

そもそもデミオサイズのコンパクトカーは、純正の大径アルミホイールでも15インチが一般的です。それに対しデミオは16インチを採用しています。これだけでもライバル車に対して乗り心地面で不利です

そこからさらに17インチにサイズアップすると、乗り心地は一気に悪くなります。またタイヤの幅が広くなることで走行抵抗が増え、燃費も悪くなります。
走行抵抗の増加はそれ以外の影響もあり、アクセルを踏んでも走らなくなります。非力なガソリン車ではその影響が大きく感じられます。パワフルなディーゼル車ならその影響はさほど感じないでしょう。

インチアップはメリットが少なくデメリットが多いように見られますが、大きなメリットもあります。
見た目のカッコよさが格段に良くなります。

インチアップすると車の下回りが引き締まり、落ち着いた感が倍増します。
どっしりとした感覚が強まり、高級感が出てきます。
特にデミオに17インチを履くと、その迫力はかなりのインパクトになります。
乗り心地は悪くなりますが、タイヤグリップは向上して走行性能が上がります。
ディーゼルの6速MT車なら、走らせて楽しい車に変貌します。

インチアップするにはタイヤ交換の必要があります。
ではどのようにすればタイヤ交換が出来るのでしょうか?

タイヤ交換の仕方

タイヤ交換はインチアップ時だけではありません。夏タイヤからスタッドレスタイヤの交換する際も、タイヤ交換は必要です。ディーラーやカー用品店にタイヤを購入するか持ち込めば、費用を払えばタイヤ交換可能です。

ただタイヤ交換くらいならご自宅で自分の手で済ませたい方も少なくないでしょう。自宅敷地内でのタイヤ交換は可能です。その場合は車に搭載されている車載ジャッキだけでなく、小型のガレージジャッキが欲しいです。

車載ジャッキは車の4隅のジャッキアップポイントでジャッキを上げ、1本ずつ交換します。その作業効率は高いとは言えません。

これがガレージジャッキになると、前後のサスペンションメンバーの下でジャッキアップすれば前後2本ずつの交換が可能になります。ガレージジャッキがあればとても便利なので、小型のものでもご用意するのをおすすめします。

タイヤ交換する前に、まずホイールを固定している4本のナットを軽く緩めます。これは4輪同時に行います。

そしてガレージジャッキでフロントをジャッキアップして、フロントタイヤを浮かせます。緩めたホイールナットなら簡単に外れるので、タイヤを外して別のタイヤを装着してナットを締めます。この際の締め込み具合は仮締め程度です。

フロント2本の交換が完了したら、今度はリア2本を交換します。フロントのジャッキを下ろし、リアをジャッキアップします。リア2本のタイヤを外し、別のタイヤを装着してナットを仮締めします。これが完了したらジャッキを降ろします。

この状態でホイールナットを本締めします。本締めは4本均等に、対角線上に締めていきます。これでタイヤ交換完了です。

タイヤ交換自体はユーザーの方々でも作業可能です。ではタイヤの購入まで含めた交換料金はどこが安いのでしょうか?

デミオのタイヤ交換料金はどこが安い?

タイヤが磨耗して新品に交換する場合、新たな新品タイヤを購入する必要があります。新品タイヤを購入する場所は、大体3箇所になります。

・マツダディーラー
・カー用品店
・タイヤ専門店

以上3箇所です。
それぞれにメリット、デメリットがあるのでご紹介します。

マツダディーラーでは、デミオに適合したタイヤに交換出来ます。タイヤは同サイズでも様々な種類があり、低価格のものから高価格のものまで多数あります。マツダディーラーで用意するタイヤは、デミオ新車装着タイヤに匹敵する性能のタイヤです。安いタイヤに交換して、車の性能が落ちるといったことが避けられます。

ただ価格は決して安くありません。デミオという車の性能をきちんと確保したいのであれば、ディーラーにお任せするのが最適です。

カー用品店では、ディーラーより数多くのタイヤを扱っています。
高性能の国産タイヤから、格安の輸入タイヤまで様々です。
カー用品店なら、格安のタイヤを購入してタイヤ交換費用を下げることが可能です。

ただその場合は、たとえ同サイズでも新車装着タイヤよりタイヤ性能が大幅に落ちる場合もあります。
グリップ力が低かったり、摩耗が早かったり、燃費が悪くなったりします。
それでも低価格タイヤが欲しければ、カー用品店がおすすめです。

タイヤ専門店は、タイヤのプロが運営する店です。デミオ純正タイヤのことも把握しており、他社の他銘柄タイヤでもデミオ純正タイヤと同性能レベルのタイヤをおすすめしてくれます。
価格もディーラーより若干安い場合が多いです。
ディーラーより低価格で純正タイヤと同レベルのタイヤを提供してくれるので、個人的におすすめです。

まとめ

デミオのタイヤサイズや交換に関して検証してみました。タイヤは消耗品なので、摩耗したら交換する必要があります。そのまま純正同サイズに交換してもいいですが、それを機にインチアップするのも一つの手段です。インチアップは車のカスタムの基本であり、楽しみでもあります。

デミオという車のカーライフを楽しむ絶好の機会なので、それを利用しましょう。

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この記事を書いた人

いざ

海、山、空、川、自然と名のつくものが好きで、休日にキャンプや、釣りに出かけて、

平日は、コツコツと仕事をするのがいいですね。