マツダCX-8の維持費は年間でどれくらいかかるのでしょうか?

維持費には、ローンの支払い。自動車税などの各種税金。車検料。任意保険など、さまざまなものが含まれます。

また、定期点検やタイヤ交換などのメンテナンスや性能維持のための費用も必要です。

CX-8の維持費は、他の車種と比較してどうなのか検証します。

CX-8の維持費にはどんなものがある?

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CX-8を維持するために必要なものには、

  • ローンの支払い
  • 各種税金の支払い
  • 車検料
  • 保険料
  • 燃料費
  • 駐車場代
  • メンテナンス費用

があります。

ローンの支払い

現在、車を購入する際はローンを組んで分割して代金を支払っていくのが一般的です。昔は、現金一括払いというのも少なくなかったそうです。

その理由は、ローンを組んで分割にすると、金利によって支払い総額が増えるからです。現在でも、一括で支払った方が安く買うことができます。

しかし、以下のような理由でローンで支払うことにメリットがあります。

  • 一括で支払うお金を用意すすのが大変
  • 車の乗り換えまでの期間が短くなっている

300万〜400万円といった大金を用意するのが大変というのは、言わずもがなですが、1つの車に乗る期間が短くなっているのも大きな理由の一つです。

最近は残価設定ローンといった、車をたくさん乗り換えて、常に新車に乗っていたい人にはぴったりの支払い方法などがあります。詳しくは後述します。

各種税金の支払い

車を維持するために必要な税金は

  • 自動車税
  • 自動車取得税
  • 自動車重量税

があります。

自動車税

毎年4月の時点で車を所有していると支払う必要があります。支払いは5月末でコンビニなどで現金一括払いが一般的です。都道府県によってはクレジット支払いにすることもできるようです。

CX-8の自動車税は45,000円です。自動車税の金額は、排気量によって決められています。そのため、軽自動車やコンパクトカーに比べると、大型のCX-8の自動車税は高くなります。

自動車税はグリーン化税制の対象になると、初年度の税金が軽減されます。CX-8のディーゼルはグリーン化税制の対象です。初年度の自動車税は概ね75%軽減されます。

自動車取得税・自動車重量税

自動車取得税は車の購入時にローンと合わせて支払う場合が多いです。自動車取得税と自動車重量税はエコカー減税の対象になれば減免されます。

CX-8の場合、ガソリン車は対象外ですが、ディーゼル車は対象になります。そのため、自動車取得税と自動車重量税(初回)は免税です。

自動車重量税は車検費用と合わせて支払うことが多いです。自動車重量税はその名の通り、車両重量によって金額が決まります。

そのため、軽自動車やコンパクトカーに比べて、車両重量が大きいCX-8は金額が高くなります。

車検料

車検は初回は3年後。それ以降は2年ごとに検査を受けることが法律で義務付けられています。車検切れの車に乗ることは当然、法律違反です。

仮に車検切れの車にのった場合、免許停止(概ね90日間)と刑事罰(懲役または罰金)が科せられます。前科がつくことになるので、うっかり車検時期を見逃していたということがないよう十分注意しましょう。

普通は、ディーラーから車検前にハガキや電話による連絡がくるので、そこまで心配する必要はありません。ただ、電話番号や住所が変わった時は忘れず伝えておくことが大切です。

車検は、ディーラー、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドで受けることができます。

ディーラーで受けると料金は高くなりますが、信頼性はもっとも高いので、馴染みの整備工場がある場合などを除き、ディーラーに任せることをおすすめします。

車検料金は40,000円程度です。ここでしっかりと検査してもらうことで、不要のトラブルによる出費を抑えることができます。

保険料

保険料には自賠責保険と任意保険があります。自賠責保険は車を所有する場合、加入が法律で義務付けられています。

しかし、自賠責保険には対人の補償額が少なかったり、対物補償がなかったりと、適用範囲は十分とはいえません。そのため他に民間の任意保険に加入するのが一般的です。

任意保険は、年齢や事故歴によって等級(グレード)がかわります。無事故であるほど、月々に支払う保険料が安くなるので、安全運転を心がけると保険料でも恩恵を受けることができます。

燃料費

CX-8の燃費は、人それぞれ異なります。普段は街乗りばかりであまり距離を走らない人と、遠出を頻繁にする人とでは燃費が違います。

CX-8にはディーゼル車とガソリン車がありますが、ディーゼル車の方が燃費がよくなります。燃費性能もそうですが、燃料に軽油を使うのでディーゼルの方が走行距離が伸びるほど燃費を安くできます。

駐車場代

自宅に駐車場がある場合は必要ないですが、マンションやアパートで駐車場を借りている場合は必要です。東京など都心部では駐車場代金が毎月1万円を超えることも珍しくありません。

購入する前に、あらかじめ想定して予算を組むことが必要です。

CX-8の維持費は年間でどれくらい?

維持費を概算すると、

自動車税:45,000円
自動車重量税:0円
自賠責保険:15,000円
自動車任意保険:70,000円
法定点検費用:15,000円
駐車場代:90,000円
車検費用:45,000円
燃料費:80.000円
メンテナンス費用:60,000円
合計:420,000円

駐車場代が必要ないと維持費は安くなります。都会で車を所有する際に駐車場代は大きく関わってきます。また、車検費用は毎年必要ではありません。

それらを考えない場合でも、年間で30万円程度の維持費が必要です。これにローンの支払いが上乗せされます。

車は所有しつづけるのにも、お金が必要です。

CX-8のローンの支払い

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ローンにはディーラーが用意するローン。銀行ローンがあります。その他に、車を所有せずにレンタルする方法もあります。

ディーラー系ローン

車の支払いには、通常のクレジットカードは使用できないことがほとんどです。その理由は、カードの限度額を超えることと、ディーラーが手数料をカード会社に支払う必要が生じるためです。

しかし、それでは不便なため、ディーラーがカード会社と提携し、独自に用意したローンがあります。

ディーラー系ローンの特徴

  • 金利が高い
  • 契約時にローンの手続きが完了する
  • 支払い期間は短い
  • キャンペーンにより、金利が安い時期がある

特筆すべき点は、契約時にローンの手続きまで済ませられることです。銀行ローンの場合、契約前に銀行に出向いてローンを組む必要があります。

また、ディーラーローンには残価設定ローンという支払い方法があります。


残価設定ローンとは?

選んだ期間(通常は3年か5年)を過ぎた時の車の価値(=残価)を設定して、支払い総額から残価を引いた金額を分割して支払うことができます。

そのため、月々の支払いを安くすることができます。

残価設定ローンには、

  • 車を長く乗る場合は、支払い総額が増える
  • 金利が高い
  • カスタムが制限される

といったデメリットもあるので、自分のカーライフに合わせて選ぶことが大切です。


銀行ローン

口座を持っている銀行でローンを組んだり、ローンを組むために新しく口座を持つ場合があります。金利は銀行によって変わるため、いくつか銀行を回ってどこが一番お得か吟味して決めましょう。

銀行ローンの特徴

  • 金利が低い
  • 支払い期間が長い
  • 銀行で手続きが必要

といったものがあります。

特筆するべき点は、金利の安さです。銀行ローンの場合、車の所有者も自分名義になるため、こだわる方は銀行ローンを選ぶとよいです。

リース

旅行先などで、レンタカーを借りることがあるかと思いますが、その場合長くても2日でレンタカー会社に返却することが一般的です。

そのレンタル期間を1年、2年と長くする方法があります。

リースの特徴

  • 金利が高い
  • カスタムができない
  • 乗り換えがしやすい

といった特徴があります。

車の所有欲がなく、常に新しい車に乗っていたい。という方に向いています。

CX-8のメンテナンスについて

車を維持するためには、さまざまなメンテナンスが必要です。

車検に加えて、タイヤ交換やエンジンオイル交換。それ以外にもブレーキやエアコンに関する部品も消耗するため定期的に交換が必要です。

交換はディーラーやカー用品店で頼んだり、自分でできるものもあります。

タイヤ交換やエンジンオイルの交換は工具を用意することで割と簡単にすることができます。ただ、交換中の事故で怪我をするケースもあるため、自信がない場合は、ディーラーに任せることが安心です。

また、普段からディーラーとの関係を築いておくためにも、ディーラーにお願いするのがおすすめです。

乗り換えのときに、値引きなどで還元できますよ。

マツダのメンテナンスパック

メンテナンス全般をディーラーでする場合、メーカーがお得なメンテナンスパックを用意していることがほとんどです。

マツダは「パックdeメンテ」というメンテナンスパックがあります。ディーラーによって値段はちがいますが、関東マツダの場合、36ヶ月間10万円ほどで任せることができます。

費用は契約時のローンに含まれるため、支払いも楽です。

CX-8の維持費を他の車種と比較

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CX-8の維持費において、車種によって決まるのは各種税金と燃費です。

自動車税や自動車重量税は、大型のため軽自動車やコンパクトカーと比べると高くなりますが、同じ大型SUVと比較すれば変わりはありません。

また、燃費については、マツダのSKYACTIV技術による燃費性能は高評価を得ています。ディーゼルであれば、ハイブリッドと比較しても遜色ないこともあります。

保険料や駐車場代金、また燃費についても、乗り方が大きく影響するため個人差がつきやすいです。そのため、自分がどういったカーライフを送りたいのかをしっかりと考えた上で車を選ぶことが大切です。

とはいえ、前述したように、どの車に乗るにしても年間で30万円近い出費が必要です。CX-8はもともと300〜400万円の車両価格のため、予算が心配になってきます。

CX-8の値引きについて、下記のサイトで詳しく紹介しています。簡単な方法で値引きを上乗せする方法についても紹介されているので参考にしてみてください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

CX-8の値引きを増やして安く手にいれる方法とは?

 

この記事を書いた人

いざ

マツダとカープを応援する広島県出身の車好きです。

最近、街中を走るCX-5をよく見かけるようになったことを嬉しく思う反面、デビュー前から応援していたバンドがメジャーになった時に感じる寂しさも感じているアラサー男性です。