トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードを比較した場合、どの様な違いや特徴があるのでしょうか。
新型RAV4は、ヨーロッパ圏や北米など世界200カ国で販売が行われている世界戦略販売車となりますが、
日本では三菱・エクリプスクロスやマツダ・CX-5など様々なライバル車が存在します。
その中でも旧型RAV4とスズキ・エスクードは比較対象とされる事が多かったため、
フルモデルチェンジを行った新型RAV4でもこの両車を比較する方は多いと思います。
そこで今回は、新型RAV4とエスクードにはどの様な違いや特徴があるのか、質感や価格はどの様な差が
あるのかなどを中心に、トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードの比較について解説をしていきます。
Contents
新型RAV4:エスクードとの比較その1・外観の比較
引用:https://godzilla-japan.com/
トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードは、共に日本を含めた世界での販売が行われている
グローバル展開SUVですが、この両車の外観はどの様な違いや特徴があるのでしょうか。
新型RAV4の外観は、海外専用販売車であった先代モデルからキープコンセプトでデザインが行われており、
他車種に取り入れられる事の多いメッキパーツなどの使用は最小限に抑えられていることから、
ラグジュアリー感よりもスポーティー感やアウトドア感を表現した外観となっていることが特徴です。
比較を行うエスクードと比べるとボディ全体は四角い箱型となり、トヨタ車独特のフロントグリルや
凹凸感のあるボディデザイン、上級グレードには18~19インチサイズの大型なタイヤが標準装着
される事から、重厚感を感じられることも新型RAV4の1つの特徴として挙げられます。
一方の比較対象となるスズキ・エスクードの外観は、先代モデルまでのスポーツ感やアウトドア感は無くなり、
2015年にフルモデルチェンジを行った事を機に、メッキ加飾を増やしアクセントとなるフロントグリルを
採用するなど、ラグジュアリー指向が強く落ち着いた雰囲気の外観となっている事が特徴です。
また、トヨタ・ハリアーやマツダ・CX-5の様に四角さは残しつつも全体的には丸みを帯びたボディデザイン
となっている事も1つの特徴として挙げられ、新型RAV4と比較するとデザインのコンセプトは大きく異なる点が
エスクードの外観に関する特徴だと言えますので、参考にして下さい。
新型RAV4:エスクードとの比較その2・内装の比較
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トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードの外観は、ボディの形状やメッキパーツの有無により重厚感や
ラグジュアリー感などの部分で違いがある事が分かったと思いますが、この両車の内装部分は
どの様な違いや特徴があるのでしょうか。
トヨタ・新型RAV4の内装は、グレードによってブラックとライトグレーの2種類が設定されており、
エントリーグレード以上のGやAdventureグレードにはステッチ加飾が施された合皮シートが採用されるなど、
内装に関してはラグジュアリー感を高める工夫がなされています。
また、センタークラスターパネルやドアトリムなどの部分は、外観と同じくやや角張ったデザインと
なっており合成皮革やカラーステッチによって加飾が行われているため、極力プラスチック感を減らし
内装部分にアクセントカラーが加えられている点も新型RAV4の特徴です。
一方のスズキ・エスクードの内装は、ブラックを基調としたデザインが採用されており、ピラー部分から
ルーフ部に掛けては室内の圧迫感を軽減するため、ホワイト系のカラーが配色されている事が特徴です。
シート部分に関しても、本革とスウェード調の生地を組み合わせた物が採用されており、立体感のある形状に
設計されている事から新型RAV4に引けをとると言う事はありません。
また、エスクードの場合には元々、海外のスズキ系列会社で開発・生産された車両を逆輸入する形が
とられており、アナログ式の時計が完備されるなど海外での販売を意識した内装作りとなっている点も
大きな特徴です。
そのため、コストカットを行っている部分が目に見えてしまう箇所も多くあり、エアコンダクト部分は同じく
スズキ自動車から販売が行われているジムニーやスイフトなどに使用される物と同じパーツが使用され、
ダッシュボードやドアトリムはプラスチック感が強くなっているなど、内装に関してはラグジュアリー感が
抑えられていますので参考にして下さい。
新型RAV4:エスクードとの比較その3・ボディサイズの比較
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トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードは、共にクロスオーバーSUVタイプの車両となりますが、
この両車のボディサイズはどの様な違いがあるのでしょうか。
トヨタ・新型RAV4のボディサイズは
全長:4,600mm
全幅:1,855mm
全高:1,685mm~1,690mm
ホイールベース:2,690mm
となっており、初代モデルの販売開始当初は5ナンバー車サイズであるコンパクトSUVとして販売が
行われていましたが、フルモデルチェンジを行った新型RAV4は本格的な3ナンバーSUVとしてボディサイズが
大型化されている点が特徴です。
ちなみに初代モデルとなる旧型RAVのボディサイズは、
全長が3,705mm、全幅が1,695mm、全高が1,645mmとなりますので、こちらと比較を行うと
二回り以上ボディが大きくなっていることが分かると思います。
そのため、先代モデルまでのRAV4の車両感覚とは大きく異なるため、購入を検討している場合には
注意が必要となりますので覚えておくと良いでしょう。
スズキ・エスクードのボディサイズは
全長:4,175mm
全幅:1,775mm
全高:1,610mm
ホイールベース:2,500mm
となっており、ボディサイズは新型RAV4よりも二回りから二回り半、エスクードの方が小さくなっている事が
特徴です。
このボディサイズは、現在マツダから販売が行われている中で最もコンパクトなSUVである
マツダ・CX-3とほぼ同じサイズになり、全幅こそ3ナンバー車サイズとなりますがその他に関しては
5ナンバー車の中でも小さい部類に入りますので参考にして下さい。
新型RAV4:エスクードとの比較その4・エンジンや燃費の比較
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トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードは、街中での走行や悪路でも快適に走行を行う事のできる
SUVですが、この両車に搭載されるエンジンや燃費にはどの様な違いがあるのでしょうか。
トヨタ・新型RAV4には従来型のガソリン車とハイブリッド車の2種類が設定されており、ガソリン車に
搭載されるエンジンは2,200cc、最大馬力は171馬力、燃費は国際測定基準方法であるWLTCモードで
15.2km/L~15.8km/Lとなっています。
また、ハイブリッド車に搭載されるエンジンは新開発の2,500cc+モーターのハイブリッドシステムが
搭載されており、システムの最大馬力はガソリン車を上回る221馬力、
燃費はWLTCモードで20.4km/l~21.4km/Lとなります。
一方のスズキ・エスクードには従来型のガソリン車のみ設定が行われており、新型RAV4の様な
ハイブリッド車やスズキ自動車が得意とするマイルドハイブリッド車などの設定は行われていません。
搭載されるエンジンは1,400ccのターボエンジンとなり最大馬力は136馬力、燃費はWLTCモードで
16.0km/Lとガソリン車の4WD仕様SUVとしては優秀な部類に入ります。
比較対象となる新型RAV4と比べると、エンジンの排気量や車両重量が異なるため一概に比較を行う事は
できませんが、ガソリン車のSUVとしては両車とも燃費はやや良いと言えますので参考にすると良いでしょう。
新型RAV4:エスクードとの比較その5・価格の比較
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自動車を購入する際には、デザインや機能性など様々な部分を比較しますが、最も重視する点は
価格という方も多いと思いと思います。
では、トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードの価格差はどの程度となっているのでしょうか。
トヨタ・新型RAV4には、ガソリン車とハイブリッド車の2種類が設定されており各グレード別の価格はガソリン車の場合で
X:(2WD)約261万円、(4WD)約283万円
G:(4WDのみ)約320万円
G”Z package”:(4WDのみ)約335万円
Adventure:(4WDのみ)約314万円
ハイブリッド車の場合には
X:(2WD)約320万円、(4WD)約345万円
G:(4WDのみ)約381万円
と言う価格になっています。
一方のスズキ・エスクードは、前述した通り逆輸入車として販売が行われている影響もあり、現在販売が行われているのは
ガソリン車の1グレードのみ設定されており価格は
エスクード4WD・6AT:約271 万円
に設定されています。
この両車は、エンジンの排気量やボディの大きさなど様々な部分で異なる点があるため、全てにおいて同じ条件で
価格の比較を行う事はできませんが、コストカットを行いながらもシート部やステアリングには本革を採用し品質を
維持しているなどを考慮すると、価格に関してはエスクードの方がコストパフォーマンスに優れていると言えますので、
参考にすると良いでしょう。
新型RAV4:エスクードとの比較のまとめ
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今回は、トヨタ・新型RAV4とスズキ・エスクードの比較について解説をしてきましたが、両車はデザインのコンセプトや
グレード設定など様々な部分で異なる点や特徴がある事が分かったと思います。
この両車は販売が開始された当初のコンセプトから大きく変更が行われており、新型RAV4の場合にはボディを大型化し
オフロード走行やアウトドアでの使用も可能な本格的SUVに変更されている事が大きな特徴となります。
また、エスクードの場合には本格的なオフロードSUVから街乗りやアウトドアなどをこなすマルチなSUVに変わっている
特徴がありますので、前述してきた比較例を参考にすると良いでしょう。
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