トヨタ・ランドクルーザープラドはランドクルーザー70系の派生車種として登場したモデルで、2018年現在はプラド150系が現行モデルとして販売されています。
ランクルプラドは現行モデル、旧モデル共にガソリン車、ディーゼル車の2タイプが販売されていて、各タイプによって燃費性能や維持費が大きく違っています。
今回はランクルプラドのガソリン車、ディーゼル車の燃費や維持費の情報を紹介していきます。
Contents
ランクルプラドガソリン車の燃費性能は?
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/performance/
ランクルプラドの燃費性能が知りたい場合、各モデルのガソリン車の燃費性能は気になりますよね。
プラドのガソリン車は90系以降のモデルが日本国内で販売されていて、各モデルガソリン車の燃費性能は下記の通りになります。
▼ランクルプラド 各モデル燃費性能
車種名 | エンジン種類 | カタログ燃費 | 実燃費(e燃費情報) |
ランクルプラド90系 | 2.7Lガソリン | 7.9㎞ | 6.40㎞ |
ランクルプラド90系 | 3.4Lガソリン | 7.6~8.3㎞ | 6.61㎞ |
ランクルプラド120系 | 2.7Lガソリン | 8.8㎞ | 6.73㎞ |
ランクルプラド120系 | 4.0Lガソリン | 7.8~8.1㎞ | 6.01㎞ |
ランクルプラド150系 | 2.7Lガソリン | 8.8~9.0㎞ | 7.74㎞ |
ランクルプラド150系 | 4.0Lガソリン | 8.2㎞ | 6.25㎞ |
最初にプラド90系ガソリン車の燃費性能ですが、プラド90系は2.7Lガソリン車と3.4Lガソリン車の2タイプが登場しています。
2.7Lガソリン車はカタログ燃費が7.9㎞、実燃費は6.4㎞で、比べると実燃費がカタログ値より1.5㎞ほど劣っているのがわかります。
3.4Lガソリン車はカタログ燃費が7.6~8.3㎞、実燃費は6.61㎞で、カタログ値と比べると実燃費の性能は劣っていますが、2.4Lモデルよりは0.2㎞ほど実燃費平均値が勝っています。
次にプラド120系ガソリン車ですが、120系のモデルは改良の際に3.4Lガソリンエンジンが廃止されていて、改良後から2.7Lガソリン車と4.0Lガソリン車の2タイプが販売されていました。
120系の2.7Lガソリン車はカタログ燃費が8.8㎞、実燃費が6.73㎞で、90系モデルと比べるとカタログ値が0.9㎞向上し、実燃費も旧モデルより0.3㎞ほど良くなっています。
4.0Lガソリン車はカタログ燃費が7.8~8.1㎞、実燃費が6.01㎞で、2.7Lガソリン車と比べると実燃費が0.7㎞ほど劣っていて、出力、トルクは4.0Lモデルが勝っていますが、燃費性能は負けています。
そして、現行モデル150系のガソリン車ですが、150系は2015年の改良まで2.7Lガソリン車と4.0Lガソリン車が登場していましたが、改良時に4.0Lガソリン車の国内販売が終了していて、現在は2.7Lガソリン車のみが販売されています。
150系の2.7Lガソリン車はJC08モードで計測されたカタログ燃費が8.8~9.0㎞で、実燃費は7.74㎞とカタログ値と比べると1㎞以上劣りますが、旧モデルの実燃費と比べると燃費性能は格段に向上しています。
4.0Lガソリン車は10・15モードで計測されたカタログ燃費が8.2㎞で、実燃費が6.25㎞とカタログ値とは2㎞ほど劣っていますが、120系の4.0Lモデルよりは0.2㎞ほど実燃費平均が勝っています。
ランクルプラドのガソリン車は2.7Lガソリン車の燃費性能が旧モデルでも6.4㎞以上と悪くないですが、3.4L、4.0Lの出力、トルクが高いガソリン車モデルは燃費性能が少し悪く、リッターあたり6㎞ほどのモデルも確認できました。
ランクルプラドディーゼル車の燃費性能は?
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/performance/
ランクルプラドは初代モデルからディーゼルエンジンを搭載したモデルが登場していて、ディーゼル車の燃費性能は気になりますよね。
プラドのディーゼル車は初代の70系モデルから国内向けに販売されていて、各モデルの燃費性能は下記の通りになります。
▼ランクルプラド ディーゼル車燃費性能
車種名 | エンジン種類 | カタログ燃費 | 実燃費(e燃費情報) |
ランクルプラド70系 | 3.0Lディーゼル | – | 7.74㎞ |
ランクルプラド90系 | 3.0Lディーゼル | 9.8~10.2㎞ | 10.48㎞ |
ランクルプラド120系 | 3.0Lディーゼル | 10.8㎞ | – |
ランクルプラド150系 | 3.0Lディーゼル | 11.8㎞ | 10.79㎞ |
最初に初代プラド70系のディーゼル車ですが、70系ディーゼル車はカタログに燃費情報が記載されておらず、他モデルと違ってカタログ性能は確認できませんでした。
しかし、実燃費情報は多数寄せられていて、70系ディーゼル車の実燃費平均は7.74㎞とガソリン車より1.3㎞ほど勝っています。
次に2代目モデルプラド90系のディーゼル車ですが、90系ディーゼル車は2000年の改良時にディーゼルエンジンが変更されていて、変更後はエンジン性能が向上し、カタログ燃費は9.8~10.2㎞となっています。
改良後90系ディーゼルの実燃費平均は10.48㎞で、カタログ値より実燃費が勝る結果になっていて、報告燃費詳細を確認してもリッターあたり10~11㎞の報告が多数確認できました。
続いて3代目プラド120系のディーゼル車ですが、120系ディーゼル車は2002~2007年まで登場していたモデルで、2007年7月に排出ガス規制によって廃止されています。
120系ディーゼルのカタログ値は10.8㎞となっていますが、実燃費はディーゼル車廃止の影響か報告数が少なく、実燃費平均値は確認できませんでした。
ただ、別の口コミサイト「みんカラ」なら120系プラドの実燃費平均が確認可能で、みんカラの120系プラド実燃費は9.66㎞となっていました。
120系ディーゼルと90系改良後モデルを比べた場合、120系のほうが0.8㎞ほど実燃費の性能が劣っていますが、寄せられた燃費報告にはリッターあたり12㎞越えの報告もあるので、走行状況次第で実燃費平均より低燃費での走行も期待できます。
そして、現行モデルの150系ディーゼル車についてですが、150系のディーゼル車は2015年の改良時に廃止された4.0Lガソリン車に代わって登場しています。
150系ディーゼル車はJC08モードで計測されたカタログ燃費が11.8㎞で、旧モデルと比べるとカタログ値は1㎞ほど向上しています。
実燃費平均値は10.79㎞とカタログ値と比べて1㎞ほど劣っていますが、寄せられた報告の詳細を確認するとリッターあたり11㎞ほどの報告も250件以上と多く、カタログ値に近い走行ができている方も多数います。
ランクルプラドのディーゼル車は一部期間に廃止されていた時期もありますが、現行モデルでは復活していて、燃費性能も新モデルになるほど向上しているのが確認できました。
ランクルプラドガソリン車、ディーゼル車のガソリン費用はどっちがお得?
ランクルプラドの購入を検討している場合、ガソリン車、ディーゼル車の燃費性能は比べるとどちらが優れているのか、気になりますよね。
結論から言うと、各エンジンタイプで燃費を比べた場合、ディーゼル車のほうが燃費性能が勝っていて、年間のガソリン費用を抑えるならディーゼル車が有利になります。
例えば、現行モデル150系の実燃費を参考にガソリン費用を算出した場合、ガソリン車、ディーゼル車で価格はかなり違っています。
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▼現行モデル ガソリン費用例
エンジン種類 | 実燃費 | 年間走行距離 | ガソリン価格 | 年間費用 |
2.7Lガソリン | 7.74㎞ | 1万㎞ | 150円 | 約193,799円 |
3.0Lディーゼル | 10.79㎞ | 1万㎞ | 130円 | 約120,482円 |
まず、レギュラーガソリンを使用する2.7Lガソリン車の費用ですが、年間1万㎞走行する場合、リッターあたりのガソリン価格を150円、実燃費を7.74㎞で計算すると、ガソリン車の1万㎞走行での年間費用は約19万3799円になります。
次に軽油を使用するディーゼル車の費用ですが、年間1万㎞走行で、リッターあたりのガソリン価格を130円、実燃費を10.79㎞で計算すると、ディーゼル車の1万㎞走行での年間費用は約12万482円となります。
ガソリン車、ディーゼル車で年間ガソリン費用を比べると、ディーゼル車の方が年間7万円ほど費用が安く、燃費性能で勝っているディーゼル車なら年間費用を抑えられるのがわかります。
また、ディーゼル車は燃費性能が勝っているだけではなく、軽油の価格がレギュラーと比べて安いので、ガソリン価格の差も年間のガソリン費用ダウンに繋げられます。
ランクルプラドはガソリン車、ディーゼル車でガソリン費用を比べた場合、ディーゼル車のほうがお得で、年間ガソリン費用を抑えやすくなっています。
ランクルプラドガソリン車、ディーゼル車の維持費はどっちがお得?
ランクルプラドの購入を検討している場合、年間で必要となる維持費はどちらのほうがお得なのか、気になりますよね。
プラドはガソリン車、ディーゼル車で必要となる維持費用が少し違っていて、現行モデル150系の場合は維持費が下記の通りになります。
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▼ランクルプラド 年間維持費
エンジン種類 | 自動車税 | 自動車重量税 | 自賠責保険 | 総額 |
2.7Lガソリン | 51,000円 | 20,500円 | 13,920円 | 85,420円 |
3.0Lディーゼル | 51,000円 | 12,500円 | 13,920円 | 77,420円 |
現行モデルで維持費を比べるとガソリン車は年間8万5,420円ほど、ディーゼル車は年間7万7,420円ほどで、ディーゼル車の方が維持費がお得になっています。
維持費の詳細価格を確認すると排気量が近いので、自動車税は同じ価格で、自賠責保険も同じ額になりますが、自動車重量税だけガソリン車、ディーゼル車で違っています。
ランクルプラドはガソリン車、ディーゼル車で車体重量が近いのに重量税が違う理由として、プラドのディーゼル車はエコカー減税の対象で、自動車重量税が減税されています。
その為、ガソリン車よりディーゼル車の方が自動車重量税が安く、ディーゼル車の維持費総額ダウンに繋がっています。
また、新車でランクルプラドを購入した場合、ディーゼル車は2回目の車検まで重量税が免税されるので、購入から約5年間は維持費の総額が下がります。
ランクルプラドはガソリン車、ディーゼル車で維持費を比べた場合、ディーゼル車の方が維持費用が安く、年間維持費を安くしたいならディーゼル車を選んだほうがお得になります。
ランクルプラドガソリン車、ディーゼル車の燃費、維持費まとめ
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/performance/
ランクルプラドはガソリン車、ディーゼル車の2タイプが販売されていて、燃費性能や維持費は各エンジン種類によって違っています。
例えば、2.7Lガソリン車は実燃費が約6~7.7㎞ほどで、燃費性能が7㎞を超えているモデルもありますが、出力、トルクが高い4.0Lガソリン車は燃費が6~6.2㎞ほどと燃費が悪く、エンジンタイプで燃費性能が大きく違っています。
ディーゼル車の場合、旧型の70系ディーゼルは実燃費が7.7㎞ほどと少し悪いですが、90系以降は実燃費が9.6~10.7㎞ほどで、ガソリン車と比べると3㎞ほど良く、低燃費走行ができると11㎞以上の燃費が記録できる可能性もあります。
そして、ガソリン車、ディーゼル車で年間1万㎞走行でガソリン費用を計算した場合、ディーゼル車の方が年間ガソリン費は7万円ほど安く、ガソリン費用はディーゼル車の方お得になります。
維持費もディーゼル車はエコカー減税の対象なので、ガソリン車に比べてディーゼル車の方が維持費が8,000円ほど安く、新車なら一定期間重量税が免税となり、さらに年間費用が下がります。
ランクルプラドはガソリン車、ディーゼル車で比べた場合、本体価格はガソリン車の方が安いですが、ガソリン費、維持費はディーゼル車の方がお得になるので、年間費用ダウンを狙いたい場合には、ディーゼル車を選ぶのもいいでしょう。
ランクルプラドのガソリン車、ディーゼル車の年間維持費、ガソリン費が気になる方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。
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